国民年金の第 3 被保険者制度は本当に不公平なのか
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/30667
著 : 島澤諭
日本労働組合総連合会の芳野友子会長が専業主婦 (専業主夫) らを対象とする国民年金第 3 号被保険者制度について廃止を求める方向で検討していく考えを示している
日本の公的年金制度の歴史
国民年金第 3 号被保険者制度について
国民年金第 3 号被保険者制度が不公平かどうかは世帯単位で見るか個人単位で見るか
世帯単位で見ると公平
個人単位で見ると、確かに 2 号被保険者ひとりあたりの拠出額は 3 号被保険者分を含んでいるため、2 号被保険者は余計に負担をしていることになる
確かに不公平ともいえるが、芳野友子会長の指摘の核心は負担と受益の不均衡の問題
第 3 号被保険者に限らない
世代間格差 (高齢世代は過去に負担した以上の給付を得ている)
現行の年金制度が生み出す負担と給付の不均衡問題やいわゆる 130 万円の壁問題の解決策として、基礎年金の全額税負担化が望ましいと考える